私は物持ちがいい(貧乏性とも言います)ので、同じパソコンを7年近く使っているのですが、最近あからさまに動きが悪くなってきました。
たとえばブラウザを開くのに5分掛かったり、1MBの画像ファイルを開くのに10分掛かったり、動画を再生するとハングアップしたり……。
元々低スペックの安物(Core 2 soloという、意味不明なCPUを搭載しています)なので、動作が遅いのは仕方がないのですが、特にここ半年ほどは特に調子が悪く、大変なストレスを感じていました。

HDDのアクセスランプが点灯しっぱなしになっていたので「もしや」と思いパソコンのボディに耳をくっつけてみると、HDDのあたりから「カリ……カリ……」という乾いた音がするではありませんか。
そう、クラッシュの前兆です。

HDD(ハードディスクドライブ)は、円盤(プラッタといいます)の上を、磁気ヘッドが移動し読み書きすることで、記憶装置として機能しています。
プラッタ・ヘッドともにモーターによって高速で動作しており、駆動部を持つため、衝撃には大変弱いです。
稼働中にプラッタとヘッドが強く接触し、プラッタに傷がついたり、ヘッドが破損したりすると、正常に動作しなくなります。

この「カリカリ」音は、HDD駆動部がイカれかけた時に出る音です。
例えばサーバ管理などの仕事をしたことがある人には、大変馴染み深い音だと思います。
この音が聞こえ出すと、じきにHDDがブッ壊れ、内部のデータにもアクセスできなくなるという、悪夢のような事態につながります。
HDDを復旧させる方法や専門の業者もいるにはいるのですが、大掛かりで費用も高額なうえ、100%復旧できるという保証はありません。

そうなる前に内部のデータを取り出し、HDDを交換しなければなりません。
幸いなことに、私のパソコンのHDD内には重要なデータは何一つとして入っていません。
しかし、どうでもいいデータでも大切な思い出ですし、無職で毎日ヒマを持て余していることもあり、早めに交換しておくことにしました。

もう何年も前ですが、SSD(ソリッドステートドライブ)という新しい記憶装置が登場しました。
機能としてはHDDと同じ補助記憶装置(データをたくさん入れておく装置)なのですが、その構造はHDDと大きく異なり、半導体装置であるSSDは駆動部を一切持ちません。
そのため、衝撃や振動に対して強く、データの読み書きも早く、省エネであるという利点があります。
ではSSDはHDDより優れているかというと、一概にそうとも言えず、容量あたりの単価がHDDより随分高い、ヘビーユースだと寿命が短くなる、故障するとデータが取り出せない等の欠点もあります。
一長一短ですね。

HDDにするか、それともSSDにするか、大いに悩んだのですが、低容量の場合は値段もそう変わらないこと、持ち運び時の耐久性を重視したいこと、なにより実際にSSDを使ってみたい、ということで、SSDを買いました。

Trancend SSD340 128GB

本当は256GB以上にしたかったのですが、容量が大きくになるにつれ価格も大きく上がっていくため、128GBで妥協しました。
足りない分は外付けドライブで補います……。

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箱の中身
SSD本体、説明書、デスクトップ用のマウントとネジが入っています。
本体は、ノートパソコンなどに使われる3.5インチHDDと同じサイズです。
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パソコンを分解する
私のはノートパソコンなので、若干難儀しました。
しなるキーボードを引っぺがすのは、とてもスリリングです。
そして中はホコリでメチャクチャ汚れていました。
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壊れかけのHDD
画像右、帯状のコードでつながっているのがHDDです。
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換装
HDDもSSDも、SATAという共通した規格の端子です。
なので、HDDをコードから取り外し、かわりにSSDをつないでやるだけでOK。
作業は終了です。
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認識しました
BIOS画面『ハードディスク』のところに、SSDの容量が表示されていれば成功です。
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あとはシステムを復元するか、OSをインストールして使用環境を整えましょう。


新しくOSをインストールして、電源を入れてみましたが、元々のHDDがオンボロだったこともあり、起動は遥かに早くなりました。
アクセスランプが点灯しっぱなしになってハングアップすることもありません。
すごく快適です。

ただ、お金をケチって128GBにしたのはやはり失敗でした……。
撮った写真や動画を入れておくと、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。
最近のOSはシステム領域が大きいので、快適に使用するなら圧倒的に256GB以上をオススメします。