斜陽館を出て、金木の町をぶらつきます。
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また地図を見つけました
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津島歯科、津島医院、津島製麺所、津島わたふとん店、津島畳店など、津島姓の商店・施設がたくさんあります。
もしかしたら太宰治(本名・津島修治)の親戚筋かもしれません。

斜陽館から北へ歩いて数分、太宰治の『思い出』という小説に登場する『雲祥寺』という寺院があります。
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本堂

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桜が綺麗です
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観音像
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この寺には『十王曼荼羅(通称・地獄絵)』という掛け絵が展示されています。
太宰も幼少期に見せられたそうですが、子供心にはトラウマになりそうなほど怖い絵です。
写真は全部ミスっていました。
是非とも現地でご覧ください。

太宰治碑と『後生車』
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寺の中には、『後生車(天気輪とも)』をかたどった石碑が建っています。
この後生車も、『思い出』の中で詳しく登場します。

 そのお寺の裏は小高い墓地になつてゐて、山吹かなにかの生垣に沿うてたくさんの卒堵婆が林のやうに立つてゐた。卒堵婆には、滿月ほどの大きさで車のやうな黒い鐵の輪のついてゐるのがあつて、その輪をからから廻して、やがて、そのまま止つてじつと動かないならその廻した人は極樂へ行き、一旦とまりさうになつてから、又からんと逆に廻れば地獄へ落ちる、とたけは言つた。たけが廻すと、いい音をたててひとしきり廻つて、かならずひつそりと止るのだけれど、私が廻すと後戻りすることがたまたまあるのだ。秋のころと記憶するが、私がひとりでお寺へ行つてその金輪のどれを廻して見ても皆言ひ合せたやうにからんからんと逆廻りした日があつたのである。私は破れかけるかんしやくだまを抑へつつ何十囘となく執拗に廻しつづけた。日が暮れかけて來たので、私は絶望してその墓地から立ち去つた。(太宰治『思い出』より)

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雲祥寺を出て、メロス坂通りを通って金木駅へ戻ります。
途中の商店で煙草を買いました。
私と同い年くらいのお兄さんがヒマそうに店番をしていて、羨ましかったです。

用水路
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番犬
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これもいい地図です
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金木駅から、青森へ戻ります。
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津軽鉄道とJR五能線、車両の乗り入れはありませんが、五所川原駅で連絡しており、同一の切符を利用することができます。

津軽鉄道線、全線単線です
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走れメロス号
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やっぱいいですねえ。
ちなみに、車内には本棚があります。

津軽鉄道のアテンダントさん
車両をバックに、写真を撮らせてくれました。
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五所川原駅で津軽鉄道線からJR五能線へ乗換
ホーム内で乗り換えできます。
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五能線の車両もよいです(キハ48-505と書いてありました)
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青森駅には、ねぶたのミニチュアが飾ってありました。
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スタバもあるんですね(バカにしてるつもりはありませんよ)。


青森駅と、駅ビルLOVINA(ラビナ)
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いつも通り、駅近の安ビジホにチェックインします。
ホテルに荷物を置くと、まずは着替えを買いに出掛けました。
正直言うと着替えなんて買ってる余裕はないですし、今さら着替える意味もあまりないのですが、家を出てから1週間同じスーツを着っぱなしというのは結構厳しく、このままではこれ以上頑張れそうにありません。

「ユニクロでもないかな」と思い駅前を歩いてみましたがなにも見つからず、駅ビルの中をウロウロしていると無印良品を発見。
衣服一式と大きめのカバンを購入しました。
細めのチノパンにでっかいビジネス革靴はオカシイだろうと思い、無印の店員さんに「LOVINAの中に靴屋はありませんか?」と訊ねると、「ココ(無印良品 青森ラビナ店)以外はありませんね……」とのこと。
無印はいつから靴屋になったんだよ。
仕方がないので、いざという時に目立つよう、ヴィヴィッドな赤のスニーカーも買いました。

ホテルに戻って着替えた後、汚れやら臭いやらが染みついた衣服を洗濯しました。
衣服の臭い、今までファブリーズとかでごまかして、できるだけ気にしないようにしてきましたが、新品の衣服と比べてみると、汗の臭いと煙草の臭いでもうメチャクチャでした。
着替えると、生まれ変わったような気分です。

洗濯・乾燥が済んだのが19時過ぎ、早いですがさっさと寝ます。
チェックアウト時間のせいで寝不足になるなら、早めにチェックインして早めに寝てしまえばいいんですね。
というか、もう外出する気力もありませんでした。

<続く>