前職の会社でレイブの激しいパワハラに遭い、テンションが上って仕事をバックれ各地を放浪した結果、ピーク時には80kg近くあった体重が、60kg前後の正常な水準まで減りました。
しかし、正式に退職してからは食っちゃ寝の毎日。このままだと、折角落ちた体重がまた元に戻ってしまいます……。

そんな時、友人の1人が「ロードバイクを引き取ってほしい」と言ってきました。
なんでも、何台も買いすぎて、家に置き場がなくなってしまったそうです。
ロードバイク、今まで乗ったことはありませんでしたが、健康・体型維持にはもってこいかもしれません。
心遣いに感謝しつつ、すぐ乗れる状態の自転車を格安で譲ってもらいました。
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今回譲ってもらったのは、これと大体同じ自転車です。

Art Cycle Studio

フレームはクロモリ(クロームモリブデン鋼)、細くて剛性のある素材。
コンポは信頼のシマノ製。しかもデュアルコントロールレバーを装備、安全簡単にギアチェンジができます。
コンポはシマノのエントリーモデル『Claris』前2段、後ろ8段の計16段。
友人に言わせるとギアの枚数が足りないらしいですが、私はド初心者なので分かりません。

新車定価は6万ちょいと、ロードバイクとしてはかなり安いほうでしょうか。
当然もっと安く譲ってくれました。

ちなみに、Art Cycleではたしか4万円台くらいからロードバイクが買えます。
日本で組み上げたロードバイクがこのお値段っていうのは、かなり破格です。
納車は遅いらしいですが。

友人の家で自転車を引き取り、さっそくまたがってみました。
ママチャリと比べると、まずサドルがすごく高いです。
ママチャリの場合、サドルに腰を下ろした状態でも両足を地面に着くことができますが、ロードバイクの場合、サドルに跨ったままだと地面に足が着きません。サドルから腰を下ろし、フレームを跨いだ状態にしてようやく爪先が着くくらい。
レンチを借りてサドルを低くすると、なんとか足は着くようになりましたが今度はどうにもカッコ悪い……。

なにはともあれ、とりあえず乗ってみることにしました。
サイクリングがてら、市街地にある自転車屋さんへ行ってみたいと思います。
友人は「とりあえず鍵と空気入れを買えば、最低限乗リ回すことはできる」と言っていましたが、他にも必要な物があれば買い揃えたいと思います。
家から自転車屋さんまでは、片道7kmくらいです。
「初心者でも、これくらいなら走れるでしょ……」と高をくくって出発しました。

記念すべき初乗りの感想
軽い
まず、ペダルの踏み味が軽いです。
ママチャリとは比べ物にならないほど、身体がスイスイ前に進みます。
脚への負担が思ったより少なく、ギアを軽くすれば多少の登り坂なら気にせず走れます。

早い
途中何度か時速を測ってみましたが、ゆるい下り坂でも30km/h程度は出てしまいます。
慣れてくると、50~60km/hで走ることもできるとか。怖いです。

おシリが痛い
しかし、タイヤが細く固いため、振動がお尻にガツガツ伝わってきます。サドルが細いのもあって、とても痛いです。

サドルが高い
サドルに座って走っている間は両足が地面に着かない状態なので、走行中にバランスを崩すと結構コケます(私は1回コケました)。
慣れるまでは怖いです。

ハンドルから手が離せない
初めは身体の支え方が分からないので、立ち漕ぎしたり手を離したりすることができませんでした。
走行中に身体が痒くなっても掻けないですし、汗を拭くことも難しいような有り様です。
慣れてくると、だんだん自由に動けるようになってきます。

ペダルが合ってない
初めに着いていたペダルがビンディングペダル(専用のシューズと併せて使用するためのペダル)でしたので、スニーカーだと大変漕ぎにくかったです(ペダルは後日交換しました)。


家を出てから20分程で、自転車屋さんに着きました。
ざっと20km/h、街中を走ってきたにしては、まあまあ早く着いたんじゃないでしょうか。
自転車屋さんには客がおらず、暇そうだっでした。
「初心者なのですが、必要な道具がほしいです」と話すと、年配の店員さんと若めの店員さん、二人がかりで丁寧に説明してくれました。

自転車屋さんの初心者向け解説
鍵・錠について
錠はできるだけ径の太いものを選ぶ。細いものは見栄えはいいが、簡単に切られる。
ワイヤー錠より、多関節錠(フォールディング錠)かU字錠が頑丈で盗難に遭いにくい。
サイズ・重さが気にならないなら、オートバイ用の太く強い錠が最も安全。
ナンバー錠は暗闇だと扱いづらいので、鍵タイプがオススメ。

空気入れについて
メーカーによって見た目・値段はかなり異なるが、基本的な性能は大差ない。
ゲージ(タイヤチューブ内の気圧を測るメモリ)がついているものを選ぶといい。
自転車タイヤのバルブは、英式(ママチャリなど)、米式(MTBなど)、仏式(ロード・クロスなど)の3種類ある。種類によって空気注入口の形状が異なり、互換性はない。
ご家庭の空気入れは大抵英式ポンプなので、ロードやクロスを買ったら仏式に対応したポンプを買うこと。

ライトについて
必ず前後にライトを装着すること。ライトだけでなく、ホイールのリフレクター(光を反射するやつです)も絶対つける。
フロントライトについては、ある程度先まで視認できないと交通ルール違反になるため、明るいものを選ぶこと。

工具について
ドライバーやアーレンキーやレンチなど、日常の整備で頻繁に使う工具は、少し高くても丈夫で信頼できるものを買ったほうがいい。
ホムセンに売ってるようなマルチドライバーやレンチはすぐヘタって壊れる、100均工具は論外。
(ちなみに、六角レンチのことを「アーレンキー」と言うらしいです。これを知らずに、メンテの時非常に苦労しました)

裾バンド
普通の長ズボンを履いて走ると、ズボンの裾がギアに巻き込まれることがある。
これを防ぐために、裾をバンドで止めること。裾バンドは太いもののほうが安定していい。

好みでいろんな工具や部品を買い足していくのも、自転車の楽しみの1つ


この店では、LEZYNEというドイツのブランドを多く扱っていました。
カッコいいですが、高いです。

レクチャーを受けながら、3人で店内の様々な商品を吟味した結果、「初心者がいきなりこんな上等なものを使う必要はない」という結論に至りました。
年配の店員さんに至っては、「初めは全部Amazonで買えばいいぞ」とか言い出して、その場でオススメの商品を検索しだす始末です。

2時間くらいかけていろいろ教えてもらい、なにも買わずに帰るのは申し訳なかったので、鍵と裾バンドを買いました。


店を出たところで、年配の店員さんから「そんな裾バンドじゃダメだ、もっとちゃんとしたヤツを買え」ってダメ出しされました。そういうことは先に言ってほしいです……。

久々の運動でしたが、身体を動かすのは気持ちいいですね。
この時は暑い季節でしたが、自転車を漕ぎ喫茶店へ行って冷たいコーヒーを飲んだり、途中のコンビニでアイスを買ったり、帰ってきてからシャワーで汗を流すのは最高です。

ともあれ、今はかろうじて乗れる状態、もっと言えば道路交通法に違反しているかもしれない状態です。
これから必要な部品を買い足して、キチンと乗れるように整備していきます。